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Posted by たまりば運営事務局 at

2014年07月07日

久しぶりの小説

今、重松清さんの「青い鳥」を読んでいる。最近はノンフィクションしか読んでなかったので、久しぶりの小説だ。元々気になっていた作家さんだし、作品のキーマンが中学校の非常勤講師。これは読むしかないでしょう(苦笑)

まだすべて読みきったわけではないけれど、ぐっと来るものがある。この人は、どうしてここまで世の中と折り合いをつけにくい生徒たちの心を描写することができるのだろう。教師という職業柄、どうしてもすぐ答えを教えてしまいたくなるもの。見守るということは、ある種の我慢が必要になることは、現場に出て身にしみて感じた。その上、大事なことを伝えることができる、という村内先生(キーマンの名前)に、ちょっと嫉妬した。

私の性格上、生徒をグイグイ引っ張っていく先生にはなれそうにない。たくさんの生徒に人気の先生にもなれないだろう。でも、大事な一言をしっかり伝えることは、できるかもしれない。誰か1人でも、将来に「間に合う」何かができるかもしれない。私の将来の教師像に、大きな影響を与えそうな一冊だ。ゆっくり読んでいきたいと思う。

ちなみに、東野圭吾さんの「オレは非情勤」という小説にも影響された。舞台が小学校で、謎解きがテーマなのだが、そこに登場するちょっと突き放した、でも大事なことを伝える主人公が好きだ。…ということで、誰かかっこいい高校の非常勤講師を主人公にした小説を書いてもらえませんかね(笑)  

  • Posted by オッチャン at 16:54